TOEICは、英語力を測る上で非常に役立つテストです。就職活動や転職、昇進・昇格、さらには英語学習の目標設定としても広く活用されています。
この記事では、まさに今「TOEICって何?」と思っているあなたのために、TOEIC L&Rテストの試験内容から申込方法、そして初心者向けの簡単な対策までを、徹底的に分かりやすく解説します。
1. TOEIC L&Rってどんなテスト?初心者向け基本情報
まず最初に、「TOEICってそもそも何?」という疑問にお答えします。
TOEICはどんな目的のテスト?
TOEIC(Test Of English for International Communication)は、英語でのコミュニケーション能力を測るための世界共通のテストです。日常生活やビジネスシーンにおける実践的な英語力が評価されます。特定の合否ラインはなく、スコアとして結果が表示されるのが特徴です。
TOEIC L&Rって何?他のTOEICテストとの違い
一口に「TOEIC」と言ってもいくつか種類がありますが、一般的に「TOEIC」と言った場合は、この「TOEIC Listening & Reading Test (TOEIC L&R)」を指します。
TOEIC L&Rは、その名の通りリスニング(Listening:聞く力)とリーディング(Reading:読む力)のスキルを測定します。
他にもスピーキングとライティングの能力を測る「TOEIC Speaking & Writing Test (TOEIC S&W)」や、より初中級者向けの「TOEIC Bridge」などがありますが、TOEIC初心者の方がまず知っておくべき、そして多くの企業や教育機関で活用されているのはTOEIC L&Rです。
この記事でも、TOEIC L&Rに絞って解説を進めていきます。
なぜTOEICを受けるの?主なメリット
「なぜみんなTOEICを受けるんだろう?」と疑問に思っている方もいるかもしれません。TOEICを受験する主なメリットは以下の通りです。
- 就職活動・転職活動で有利になる: 多くの企業が採用基準や参考にTOEICスコアを導入しています。
- 社内での昇進・昇格の要件になっている: 現在の会社でキャリアアップを目指す際に、TOEICスコアが求められることがあります。
- 自身の現在の英語力を客観的に把握できる: スコアとして可視化されるため、現時点での得意・苦手分野が把握できます。
- 具体的な英語学習の目標を設定できる: 「〇〇点を目指す!」という目標ができることで、学習のモチベーション維持につながります。
- 英語力向上への自信につながる: 目標スコアを達成することで、学習の成果を実感できます。
TOEICは、あなたの英語力を証明し、将来の可能性を広げるための強力なツールとなり得ます。
2. TOEIC L&Rの試験内容を徹底解説!パートごとの構成と問題形式
それでは、TOEIC L&Rテストが具体的にどんな内容なのかを見ていきましょう。
テスト全体の構成(時間・問題数・満点)
TOEIC L&Rテストは、以下の構成で実施されます。
- 合計時間: 約2時間(リスニング 45分 + リーディング 75分)
- 合計問題数: 200問(リスニング 100問 + リーディング 100問)
- 満点: 990点(リスニング 5点~495点 + リーディング 5点~495点)
休憩時間はなく、リスニングセクションからリーディングセクションへと続けて行われます。
【リスニングセクション】(45分間・100問)
写真や短い会話、説明文などを聞き、それに関する質問に答えるセクションです。一度しか音声は流れません。
- Part 1:写真描写問題 (6問)
- 1枚の写真を見て、描写として最も適切な英文を4つの選択肢から選びます。人物、物、風景などの描写力を測ります。
- Part 2:応答問題 (25問)
- 短い質問や発言を聞き、それに対する応答として最も適切な英文を3つの選択肢から選びます。会話の基本的なやり取りを理解する力を測ります。
- Part 3:会話問題 (32問)
- 2人または3人による短い会話を聞き、その会話に関する設問(3問)に答えます。会話の内容を詳細に理解する力を測ります。図や表を参照する問題もあります。
- Part 4:説明文問題 (30問)
- アナウンスやナレーションのような短い説明文を聞き、その説明文に関する設問(3問)に答えます。一方向の情報を理解する力を測ります。Part 3と同様に図や表を参照する問題もあります。
【リーディングセクション】(75分間・100問)
文書を読み、空所補充や質問への応答を行います。時間が限られているため、素早く正確に読む力が求められます。
- Part 5:短文穴埋め問題 (30問)
- 文中の空所に最も適切な単語やフレーズを、4つの選択肢から選びます。語彙力と文法知識が問われます。
- Part 6:長文穴埋め問題 (16問)
- 数行の英文(メール、手紙、お知らせなど)中にいくつかある空所に、単語、フレーズ、または文全体を補充します。文法力、語彙力に加え、文脈を理解する力が問われます。
- Part 7:1つのパッセージ (29問)
- メール、記事、広告などの一つの英文を読み、それに関する設問に答えます。内容理解、推測、言い換え表現などが問われます。
- Part 7:複数のパッセージ (25問)
- 関連する複数の英文(メールと返信、記事とチャットなど)を読んで、それら全体に関する設問に答えます。複数の情報を関連付けて理解する力が問われます。
TOEICのスコアについて
TOEIC L&Rのスコアは10点~990点の範囲で、リスニングセクションとリーディングセクションそれぞれで5点~495点が表示されます。合計点が皆さんのTOEICスコアとなります。
初心者の方は、まず現在の実力を測るという意味で気軽に受験してみるのが良いでしょう。目標スコアは、ご自身の目的(就職、昇進など)に合わせて設定すると、学習のモチベーションになります。
3. TOEIC L&Rテストの申込方法をステップごとに解説
TOEIC L&Rテストを受けよう!と思ったら、次に必要となるのが申込です。TOEICの申込は、インターネットからのオンライン申込が一般的です。
TOEIC L&R公開テストの申込は、一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 (IIBC) が運営する「TOEIC申込サイト」から行います。
【ステップ1】IIBC「TOEIC申込サイト」にアクセス
まずは以下の公式サイトにアクセスします。
https://www.iibc-global.org/toeic.html
【ステップ2】「TOEIC申込サイト」に登録(初めての方)
初めてTOEIC L&R公開テストを申し込む場合は、「TOEIC申込サイト」での会員登録(Myページ登録)が必要です。氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本情報を登録します。登録したIDとパスワードは今後も使用するので大切に保管しましょう。
【ステップ3】希望のテスト日程・会場を選択
Myページにログインしたら、希望するテスト日程と受験地を選択します。TOEIC L&R公開テストは原則として毎月実施されていますが、会場には限りがあるため、希望の会場がある場合は早めに申し込むことをお勧めします。
【ステップ4】受験料を支払う
テスト日程と会場を選択したら、受験料の支払い画面に進みます。主な支払い方法は以下の通りです。
- クレジットカード払い
- コンビニエンスストア払い
- Pay-easy (ペイジー) 払い
ご自身に都合の良い方法を選択し、支払いを完了させてください。最新の受験料は公式サイトで必ず確認してください。
【ステップ5】受験票(デジタル)を確認
申込手続きと支払いが完了すると、後日、Myページ上で受験票が確認できるようになります。受験票には、試験会場の地図や注意事項などが記載されています。テスト当日は、この受験票に表示される情報と写真付きの本人確認書類が必要になりますので、必ず事前に確認しておきましょう。
申込時の注意点
- 申込期間を確認する: 各回のテストには申込期間が定められています。期間外は申し込めないので注意しましょう。
- 顔写真をアップロードする: 受験票には顔写真が必要です。Myページ上で顔写真をアップロードする必要があります。規定に沿った写真を用意しましょう。
- 氏名・生年月日などの入力は正確に: 試験当日の本人確認に必要です。間違いがないよう慎重に入力しましょう。
4. TOEIC L&Rテスト当日の流れ
申し込みが終わったら、次はテスト当日です。初めての受験だと、「当日どうすればいいんだろう?」と不安になりますよね。一般的な当日の流れを把握しておきましょう。
持ち物は何が必要?
公式サイトで最新の情報をご確認いただく必要がありますが、一般的に必要なものは以下の通りです。
- 受験票に記載されている情報: Myページで確認できるデジタル受験票の情報です。
- 有効な本人確認書類: 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、学生証など(顔写真付きのもの)。詳細は公式サイトで確認してください。
- HBまたはBの鉛筆: 筆記用具はシャープペンシルではなく、鉛筆が指定されています。複数本用意しましょう。
- 消しゴム: よく消えるものを用意しましょう。
- 時計: 会場に時計がない場合もあります。通信機能のない腕時計を用意しましょう。
- 写真: Myページにアップロード済みの顔写真データ。
受付からテスト終了まで
- 試験会場に到着: 受験票に記載された受付時間を確認し、時間に余裕をもって会場に到着しましょう。
- 受付: 受付で本人確認と持ち物チェックが行われます。
- 着席: 指定された席に着席します。
- 試験の説明: 試験官から注意事項や解答用紙の記入方法などの説明があります。
- リスニングセクション開始: 音声が流れ始め、リスニングテストがスタートします。
- リーディングセクション開始: リスニングセクション終了後、休憩なしでリーディングテストがスタートします。
- テスト終了: 試験官の指示があるまで、解答用紙や問題冊子に触れないようにしましょう。
- 解散: 試験官の指示に従って退室します。
5. TOEIC初心者向け!まずやるべき簡単な対策
「初めてTOEICを受けるけど、どんな勉強をすればいいの?」というTOEIC初心者の方へ、まず取り組むべき簡単な対策をご紹介します。
試験形式に慣れる
TOEICは独特の試験形式を持っています。まずは、どのようなパートがあり、それぞれどんな形式の問題が出るのかを把握することが非常に重要です。公式サイトにあるサンプル問題や、後述の公式問題集を見て、テストの雰囲気を掴みましょう。
公式問題集や初心者向け教材を使ってみる
TOEICを開発している機関が発行している公式問題集は、本番のテストと同じ形式・難易度の問題が収録されています。まずはこれを解いてみて、ご自身の現在の実力や苦手なパートを知ることから始めましょう。
また、TOEIC初心者向けに「初めてのTOEIC L&R」といったタイトルの参考書も多数出版されています。イラストが豊富で解説が丁寧なものを選ぶと、取り組みやすいでしょう。
基礎となる単語と文法を固める
TOEICで高スコアを目指すには、やはり基本的な単語力と文法力は必須です。中学校レベルの英単語や英文法に自信がない場合は、まずはそこから復習しましょう。TOEIC頻出単語集も活用できますが、最初は易しいレベルのものから始めるのがおすすめです。
スキマ時間に英語に触れる習慣をつける
いきなり長時間集中して勉強するのは難しくても、通学・通勤時間や休憩時間など、スキマ時間に少しずつ英語に触れる習慣をつけましょう。簡単な英語のニュースを聞いたり、短い英文を読んだりすることから始められます。

6. まとめ:TOEIC受験で英語学習の目標を立てよう
この記事では、TOEIC初心者の方に向けて、TOEIC L&Rテストの試験内容、申込方法、そして簡単な対策について詳しく解説しました。
TOEICは、あなたの英語力を測るだけでなく、具体的な目標を設定し、日々の学習に張りを与えるための素晴らしいツールです。
「難しそう…」とためらわず、まずは一度、現在の実力測定のために受験してみてはいかがでしょうか? 試験形式や雰囲気を知るだけでも、その後の学習の効率は格段に上がります。
この記事が、あなたがTOEICへの第一歩を踏み出すための後押しとなれば幸いです。今後当サイトでもTOEIC対策のコンテンツを充実させていた来ますので、楽しみなが学んでいきましょう!




