How are you? に「I’m fine thank you.」とネイティブは言ってない問題。

結論からいいますと、間違いではありません!

では、なぜこのような事がネイティブの人たちから言われるようになってきたかと言うと日常会話の中ではちょっと変だからです。

How are you? は英語を母国語にしない国では世界中で学ばれていて、その答えもみんな「I’m fine thank you and you?」になっています。ネイティブ以外の人たちがみんなこんな風に返してくるので、会話として違和感があるのです。これに関しては色々な意見があるので、英語のリスニングもかねて聞いてみましょう。

Bilingirl Chikaさんの場合

Good, you?

バイリンガールで有名な「Chika」さんは、一番簡単な返し方として、Good, you? を紹介しています。挨拶的に返事もしているし、答えにもなっているので自然だということです。これの良いところは、How are you?以外に How’s it going?とか How are you doing? など他の言い回しで聞かれた場合にも対応できるという事です。もうちょっと話したい場合はGood, How about you?と付け加えるといいと言っています。

Good, How about you?

Linguatrip Marina の場合

シリコンバレーのスタートアップ Marinaさんも間違いではないけどちょっと古くて違和感あるよと言っています。状況によって変わるよという事で、最初にちょっとした知り合いや知らない人と使う「Hello」のような意味合いでの How are you の時の返しを紹介しています。多くの場合相手の事を真剣に知りたいわけではなくて、会話を始めるきっかけとしてなので軽く答える方法を紹介しています。

Not bad.

All right!

I’m good.

ただ、友達と話すときにはこんなそっけない感じではなくて、もっと具体的に自分の状況を伝えなければなりません。多くの場合は不満や愚痴になるかもしれませんが、本当に疲れ切った状態の時には以下のように言います。

I’m exhausted.

Hapa英会話のJunさんの場合

Junさんのこの動画は面白い実験をしています。ネイティブと日本人にHow are you?と聞いたらなんて答えるかを実際にロサンゼルスにいる友達らに聞いて回っているシーンです。ここで注意したいのは友達や仕事仲間など比較的良く知っている人に話しかけている場合だという事です。

Hi! How are you?

How are you? と聞かれたのに Hi, How are you?と質問を質問で返されています。Helloという意味合いで使っているのでこのようになるようですが、聞かれたけど、先に相手にも聞くっていうかんじでもあるようです。他にも以下のような返答がありました。どれも調子がとても良い時の表現です。

I’m super.

I’m doing all right.

Excellent!

今回は3人の英会話を提供しているYouTuberの方々の意見を参考にしてみました。基本として学ぶことと、実際に会話で自然な形で使っていくには少し違いがあることがわかりました。基本を知ったうえで、実際にどんどんつかってみましょう!